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” 自然と共生する ” 実験住宅へようこそ

カイワカ緑の大学

桜井 美政

 

地球環境の破壊は、一刻も早く阻止せねばならない。世界の人々が今こそ一致、協力し合ってゆくべき時である。 汚した人間のみが元に戻すことが出来るのだ。 そのためには、先ず質素な生活へ戻らねばならない。物質文明をこのまま追っかけていたのでは、堕落と 破壊が待っているだけである。 また、資源は限られているのだから、一度使われたものの再利用、再使用の社会的システムを確立せねば ならない。使用したものを分類して集めれば、再使用への近道となるのだ。 人口問題も大切である。一体、人間が楽しく豊かに生活するのにどれ位の面積がどの様に必要なのか。 そして、地球環境の大切さをよく認識し、改善への可能性を説得し、次の世代にも、よく教育指導して ゆかねばならない。

その上で、家庭生活が自己保持型あるいは持続型に営まれれば、現在必要な方向性が見いだせよう。 化石エネルギーはいずれ枯渇する。頼れるのは太陽エネルギーのみであること、それのみで一定レベルの生活が 営めることを、しっかり認識せねばならない。

そのために、我々はニュ−ジ−ランド(以下NZ)で次の目標を掲げて実験住宅を建設した。

    1. (1)化石エネルギーを使わないで、自然のエネルギーのみを集めて生活する。

(2)その住宅が使命を終わっても、地球に優しく帰ってゆく材料をその地から得て使う。

(3)生活から排出する汚染物は源で断ち浄化する。

(4)有機農法に基づく農法で自給自足の食料生産を行う。

 

これと共に、各地での自然共生住宅設計をするための支援用のコンピュータープログラムも、現場での結果で 検証しながら作製している。
持続可能の住まい方について、現時点で十分な可能性を得た。それらの結果を基に、村の計画、都市近郊での 住まい方等も検討を始めた。そこでは、Internetは興味ある通信手段として導入されている。その一環として、 現場からの報告をこのホームページで以下のような項目について紹介する。

実験住宅の概要

(1)化石エネルギー を使わないで自然のエネルギーのみ集めて生活する。

 (1-1)料理用の燃料エネルギー
  (Ⅰ)バイオガス
  (Ⅱ)太陽エネルギー収集による調 理器具
          (a)ソーラーオーブン
    (b)ソーラークッカー
  (Ⅲ)育成した雑木による燃料
  (Ⅳ)料理の時の温度変化
  (Ⅴ)調理器具の工夫
(a)断熱槽とスカート
(b)料理用クッキングレンジ

 (1-2)地中熱利用による室内の 空調
  (1−3)シャワー、皿洗い 用の温水
  (1−4)風車発電
(1-5)その他直接利用できそうな太陽エ ネルギー
  (Ⅰ)2次元反射面 の実験
   (Ⅱ)多孔質材による集熱
   (Ⅲ)天空放射の収集

(2)住宅が使命を終る 時、地球に優しく帰ってゆく材料を、その地から得て使う。
 (2−1)土壁
 (2−2)茅葺き
 (2−3)雨水利用

(3)日常生活による排 泄物の浄化

(4)有機農法に基づく食料生 産

(5)建築設計計画支援の フロチャート

歓びのある生活

おわりに
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